2022/10/27
無職でもお金を借りられる?
無職であるとお金を借りることができないと諦めていませんか?無職でもお金を借りれる可能性がゼロではなく、状況に応じては借りられることもあります。
無職でもお金を借りることは可能
無職でもお金を借りることは可能です。そのため、無職でまとまったお金が必要になったのであれば、金融機関などに相談してみてはいかがでしょうか。ただし、さまざまな借り入れサービスのなかでも選ぶことができる幅が限られてしまうこともあります。そのほかに借入限度額が低く設定されることも多く、高額借り入れをしようとしているのであれば難しいことを覚悟しておきましょう。
無職でお金を借りることが難しい理由
無職でもお金を借りられる可能性はありますが、難しいことには変わりありません。次に、無職の人がお金を借りることが難しい理由を紹介します。
安定した収入がないから
無職の人は仕事をしていないため、安定した収入がありません。お金を貸す金融機関は、申請者が借り入れをした後に返済をしてくれるのかを必ず見ます。審査の内容は金融機関ごとに違いますが、年収や収入源は必ず見られるポイントの一つです。収入が無ければ、返済金を用意することも難しいと判断されてしまいやすいことは想像に難くありません。しかし、土地の販売などでまとまったお金が入ることが明らかに分かっている場合などは、無職でもお金を借りられる可能性はあります。
総量規制に触れる可能性がある
総量規制という決まりがあることをご存じでしょうか。総量規制とはお金を貸す場合に年収の3分の1より多く貸すことができないというルールで法律で決まっています。そのため、消費者金融から借り入れる場合もこの法律に則って借入限度額を決めます。無職の場合は年収も0であることが多く、総量規制に沿って借入金額を決めるとまったく貸し出すことができないことになります。
したがって無職の場合は消費者金融では審査に通らない可能性が高いといえます。また、銀行カードローンは総量規制の対象外であるものの、自主的に年収の3分の1までしか貸し付けを行わないようにしているサービスがほとんどの為、こちらも審査に通ることは難しいと考えられます。
無職でも借り入れできる可能性に違いが出る
無職であればお金を借りることは難しいですが、必ず審査に落とされてしまうわけではありません。また、無職といってもさまざまな場合に分けることができ、状況によっても借り入れの審査を通過できる可能性も違ってきます。次に、無職のなかでも学生と専業主婦、失業中の人に分けて説明します。
学生の場合
学生の場合はお金を借りられることもあれば、厳しい場合もあります。大手消費者金融、銀行カードローンでは原則20歳未満の人へ対しては貸し付けを行っておりません。但し、アコムなど一部消費者金融では新成人法の施行に伴い申し込み可能年齢が18歳まで引き下げられました。(高校生は除く)学生ローンなど一部サービスでは親の同意があれば申し込みできるケースがあります。大学生になればお金を借りる方法が増え、サービスと申込者の年齢によりますが親の同意がなくても契約できることもあります。消費者金融であれば親の同意が必要ないため周囲にバレるリスクも低いと言えます。
学生がお金を借りる制度に奨学金制度がありますが、この場合は資金の使用目的は生活や勉強のためである必要があります。学生が消費者金融などでお金を借りようとする場合も審査が行われますが、バイトの見込収入次第で審査通過率も変わってくるでしょう。
専業主婦の場合
専業主婦の人もお金を借りる場合は無職扱いになります。配偶者の収入があっても主婦本人の収入はないため、本人が借り入れしようとしても同じく難しいと考えられます。特に上記でも紹介した総量規制も絡んでくるため審査を通過することは難しいでしょう。しかし、ネット銀行のカードローンや一部消費者金融の中には配偶者貸付というサービスを提供している企業があります。
これは本人と配偶者の年収を合算して、年収の3分の1まで借り入れが認められるサービスのことで、当然配偶者の同意は必要ですが専業主婦の方でも借り入れしやすいサービスとなっています。
失業中の場合
失業中の場合も収入がないため、無職扱いとなりお金を借りることは難しいです。ただし、就職活動を行っていたり、内定をもらえているのであれば今後収入を得ることができるため、審査に通過することも期待できます。また、あまり知られていませんがハローワークでも条件をクリアすればですが生活費などの支給制度があります。そのため、失業が理由で生活が厳しいのであれば、金融機関から借り入れを要望するのではなく、ハローワークで相談するのも一つの手です。
無職であることで審査に落とされてしまったときに行ってはいけないこと
無職の方は審査に落とされてしまう可能性が高いですが、それでもどうしても行なってはいけない行動を紹介します。下記に紹介する方法でお金を用意しようと考えているのであれば、思いとどまることをおすすめします。
闇金に借り入れをする
闇金とは貸金業を行う認可を貰っていないにも関わらず、貸金業を営んでいる団体です。そのため、一般的に行われる審査もなく、お金に困っている人であれば貸し付ける可能性が非常に高く、無職でも例外ではありません。しかし、法律を守っていないため、金利が法外であったり取り立てもかなり厳しいと言われています。返済が長引くと法外な金利によりどんどん返済額が増えてしまいます。また、自宅や職場まで取り立てに来ることも珍しくありません。
嘘の情報を伝える
無職で審査に通らない原因は安定した収入がないことが大きく関係しているため、嘘で収入があることを記入すれば、審査に通ると考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、嘘の情報を伝えても審査でバレてしまいます。例えば、嘘の職場で働いていることにして収入があると金融機関に伝えたとします。しかし、金融機関は記入された企業への在籍確認を書面あるいは電話によって確認している為、在籍有無や勤続年数などの情報によって嘘がバレてしまう確率は限りなく高いと考えられます。
また、万が一審査に通過しても後からバレる可能性も高く、その場合は一括返済を求められることもあります。もし、この時に返済できなかった場合には差し押さえ等の法的措置がとられる可能性もあります。
ショッピング枠の金額を現金化しない
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、使用できる金額が決められています。ショッピング枠の金額を現金化することができれば、お金を手元に用意することができます。しかし、この方法は違法でありクレジット会社も認めていません。
まとめ
無職でもお金を借りる手段は存在するものの、安定した収入がある人と比べると当然審査に通りにくいです。場合によっては金融機関以外の公的サービスの利用も検討しましょう。なかには闇金のような業者も存在するため、いくらお金が必要だからと言って法外な金利のローンや甘い誘惑には負けないよう心がけが大切です。