2022/10/27
支払期日に遅れるとどうなるのか
ローンを組む時に支払期日に遅れてしまうとどうなるのか不安に感じてしまったことがある人もいるのではないでしょうか。ここでは、ローンの支払期日に遅れてしまったときに起きることや延滞してしまったときの行動などを紹介します。
ローンの支払期日を遅れてしまったときのリスク
ローンの支払期日を遅れることにはさまざまなリスクが発生してしまいます。すぐに返済すればトラブルにもなりにくいですが、まったく影響が出ないわけではありません。そのため、ローンを組んだのであれば、支払期日を忘れないようにするとともにお金を用意するように心がけましょう。次に、ローンの支払期日に遅れたときのリスクについて紹介します。
カードが使用できなくなる
カードローンで借り入れをしている場合、支払期日に遅れてしまうとカードが使用できなくなってしまいます。金融機関によってカードが使用できなくなるまでの期日に違いがありますが、早い場合は支払期日から数日後にはカードが使用できなくなります。カードが使用できないことは新しく借り入れすることができないだけではなく、ショッピングなどで使用することもできなくなります。そのため、さまざまな支払いをカードで行っている人であれば、大きなリスクになってしまいます。
信用情報に傷が付く
支払期日を守らないと信用情報に傷が付いてしまいます。例え信用情報に傷が付いてしまっても他の金融機関に借り入れを申請するときに返済が遅れてしまった過去があることまで分からないと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、信用情報は保管されており、金融機関は借り入れの審査をするときに必ず参照してどのような人物なのかを調べます。
信用情報に傷が付いていると借り入れ審査に落ちやすくなるため、違う金融機関からも借り入れをしようと考えている人には大きなデメリットになります。また、延滞したという情報は5年間保存されすぐには信用情報の傷をなくすことができないため、支払期日をしっかり守り信用情報に傷が付かないようにしましょう。
延滞利息が付く
ローンの支払期日に遅れてしまうと延滞利息が発生してしまいます。ローン会社によって延滞利息の金利に違いがありますが、最大20%となっています。延滞利息の計算方法は簡単であり、延滞金額×延滞損額金利÷365×延滞した期間で導き出すことができます。1日だけ支払期日に遅れてしまった程度であれば、延滞利息もそこまでの額にはなりませんが、高額の借り入れをして長期間滞納してしまっていると高額の延滞利息がかかることでより返済が困難になってしまいます。
ローンの支払期日に遅れてしまったときにすること
ローンの支払期日に遅れてしまったときはどのようにすればよいのか分からない人もいるのではないでしょうか。故意に支払わないこともありますが、うっかり支払期日を忘れてしまうこともあります。支払期日に遅れてしまったことに気付いた時は慌ててしまい、何をすればよいのか判断できなくなってしまうこともありますが、すぐに支払うことをおすすめします。
また、金融機関に連絡を取ることができるのであれば、事情を説明することもおすすめです。場合によっては返済プランが自身に合っていない可能性もあるため、返済プランも含めてまずは各サービスの窓口へ相談されることをおすすめします。できるだけ返済期日に遅れないように、収支の管理に気を遣うようにしましょう。
ローンの支払期日に遅れた時にしてはいけないこと
上記ではローンの支払期日が遅れた時に行うべき行動を紹介しましたが、次は行ってはいけないことやおすすめできない行動を紹介します。下記に紹介する行動を行ってしまうとより状況が悪くなってしまうため、注意しましょう。
メールや郵送での連絡を無視する
ローンの支払期日になっても支払いが無ければ借り入れている会社からメールや場合によって郵送などで支払期日の超過通知が届きます。この状態ですぐに支払いを行なえば、より悪い状況にはなりにくいと言えますが、もしこの連絡を無視し続けた場合、次に紹介する督促状が届くようになります。
督促状を無視する
督促状は最終勧告でもあるため、この通知を無視してしまったり、支払いを行わない場合は最も悪い状況に陥ってしまいます。督促状が送付されたのにも関わらず、それを無視して支払いの延滞を継続した場合、借入金の残高および遅延損害金の一括返済、加えて財産の差し押さえまで行われる可能性があります。
督促状は郵便物として配送されるため、捨ててしまって届いていないなどの理由で無視してしまえば良いと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、2~3か月経過すると督促状は内容証明郵便として届けられるため、督促状の内容が郵便局に記録されています。したがって督促状が届いているにも関わらず、無視してしまうことはできません。
他のローンを組んで返済する
あまりおすすめできない行動は他社のローンを組んで返済することです。単なるその場しのぎとなるため状況は何も良くなりません。また、借り入れをするときに現在よりも金利の高いローンを組んでしまうとより悪い状況に陥ってしまうため注意しましょう。
必ずまとまったお金が入るのであれば有効な行動かもしれませんが、返済する目途が立っていないにも関わらずさらに借り入れることは極力控えましょう。
ローンの支払期日に遅れないようにするポイント
ローンの支払期日に遅れることは上記に紹介したようにさまざまなデメリットがあります。そのため支払期日を守ることは絶対です。しかし、どうしても支払期日を守ることができない人もいるのではないでしょうか。そのような人は次に紹介する支払期日に遅れないようにするポイントを参考にしましょう。
返済計画をしっかり立てる
支払期日に遅れてしまう原因は、支払うお金を用意することができていないことです。この場合はしっかり返済計画が立てられていないことが原因であるため、ローンを組む際に返済計画を作成することをおすすめします。返済計画を立てる時に毎月の返済額を決めますが、毎月の収入や支出を明確にして余ったお金からいくらかを返済に当てることをおすすめします。
余剰金全てを返済に当てることができれば返済期間を短縮することができますが、何かイレギュラーの出費があった際に返済できないリスクがあります。
支出を抑える
返済ができない場合は支出を極力抑えることをおすすめします。生活するうえで削減することができない費用もありますが、食費やライフラインの費用は工夫次第で削減することができます。また、趣味・嗜好品の出費を見直すこともローン返済のコツとなります。
返済が間に合わない場合は事前に連絡を入れる
どうしても支払期日に間に合わないのであれば、借入先に連絡を入れるようにしましょう。支払期日を伸ばしてくれる可能性は低いですが、連絡なしで滞納してしまうよりは誠意を伝えることができます。しかし、信用情報には傷が付いてしまうことには変わりありません。借入先に連絡を入れると共に相談することで返済プランの見直しができる場合もあります。
まとめ
ローンの支払期日に遅れてしまうことはデメリットでしかないため極力守るようにしましょう。万が一督促状が届いてしまった際も無視はせず、必ず窓口へ連絡するなど対応することが大切です。最悪のケースに陥らないためにも、計画的な借入れプランの作成、支出管理を徹底して行うようにしましょう。